近ごろ注目を浴びております生成AIですが、その正体は人工知能システムの一種で、学習して様々なコンテンツを生成できるAIになります。一つ大きなポイントは自己学習するという点が従来と異なるところです。世の中を見渡すと生成AIを活用している企業や個人はまだ少数のようですが、ソフトバンクグループの孫正義氏によると日本の現状は大変危険な状態であるということです。なんと10年後の生成AIの能力は人類の叡智の総和の10倍、20年後は10,000倍になると予測しています。
10000倍とは現在の人と金魚ぐらいの知能の差が出るとのことです。こうしたことから国内の企業も少しずつ使用を始めていると最近耳にします。そんな状況で私も少し使わなければ20年後に金魚になってしまうということで、少し使って抽象的な表現になりがちな企業理念を生成AIに手伝ってもらい言語化できるか試してみることにしました。
まず言われたことは「理念を掲げることは素晴らしいスタートですが、それを実践に移すための取り組みが重要です。」とのことでした。
企業理念を浸透させる取組とは、2時間程度のチャットGPTとの会話のやりとりから要約すると、「企業理念を浸透させる取組として会社は理念の背景や重要性を伝え、従業員は実践し体験すること、時には体験を話し共有する。意見や考えをフィードバックすることを継続的に行うこと。さらにこれらを評価して改善していくこと。これらをリーダーが率先して実行していくこと」と理解できます。
大手食品グループの最高経営責任者は「テクノロジーを賢く駆使することで短期間に多くの学びを得てほしい」と新入社員へのメッセージを送ったように、生成AIが自分自身の考え方、ものの見方を広げる一助になるに違いありません。